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帯状疱疹ワクチンについて

帯状疱疹ワクチンの定期接種(公的助成が受けられる)が始まったため、皆さんからこのワクチンについてのご質問をいただく機会が増えました。
簡単にではありますが帯状疱疹という病気について、また2つのワクチンの違いについて記載させていただきます。

【帯状疱疹について】
 「帯状疱疹」は水痘・帯状疱疹ウイルスが体内に侵入し後根神経節に潜伏した状態から再活性化される際に生じる感染症です。
 帯状疱疹も水痘(みずぼうそう)もともに水痘帯状疱疹ウイルス(ヒトヘルペスウイルス3型)により引き起こされますが、「水痘」はウイルスが初めての感染した際の急性期の臨床像であり、「帯状疱疹」は潜伏期を経て再活性化したものです。水痘の不顕性感染は稀とされています。
 帯状疱疹ワクチンは帯状疱疹の発症予防、軽症化するためのワクチンです。

【ワクチンの種類】 
 現在日本では種類のワクチンを帯状疱疹の予防に使用できることになっています。
 帯状疱疹による疼痛は大変長引いて生活に支障が出る場合もありますので、特に50歳以上(助成を受けられるのは65歳、現在は)の方でワクチン接種に問題のない方は接種をお勧めしています。
 それぞれのワクチンの違いや特徴を見比べて接種を検討してください。

 ①シングリックス(乾燥組換え帯状疱疹ワクチン)
  〇2~6か月の間隔を空けて2回接種します。
  〇予防効果が高い。50歳以上の方で約97%[追跡期間:3.1年]の予防効果がみられています。
   特に70歳以上の方は②の弱毒生ワクチンに比べて大変効果が高いことが分かっています。
  〇効果が長い。現時点で11.4年間までの予防効果が確認されていて、全ての期間での予防効果が87.7%となっています。今後更に伸びる可能性もあります。
  〇投与方法は筋肉注射です。
  〇副反応として注射部位の痛み(79%)、赤み(37%)、腫れ(24%)があります。
    注射部位以外にみられるものとして筋肉痛(37%)、疲労(35%)、頭痛(28%)、悪寒(21%)、発熱(17%)などもみられることがあります。

 ②乾燥弱毒生水痘ワクチン(弱毒生ワクチン)
  〇接種回数は1回です。
  〇予防効果は①に比べると低く、全体で50~70%程度です。
    特に70歳以上では30%、80歳以上では18%まで予防効果が下がります。
  〇効果の持続期間は3~5年間とされています。
  〇投与方法は皮下注射です。インフルエンザワクチンと同じやり方です。
  〇副反応は比較的軽いと考えられていますが、弱毒「生ワクチン」のため免疫力が低下している場合は注意が必要です。
 
 □費用について比較すると、医療機関によりますが①20000~25000円×2回、②8000~9000円×1回となります。
   但し、持続期間から年額として考えると額面ほどの差ではなくなります。
   また、年齢次第ですが自治体によってはどちらも半額程度の助成が受けられるため①の方がお得感を感じる方もいらっしゃるかもしれません。

【どんな方にワクチン接種をお勧めする?】
  大分効果の高いワクチンですので副作用についての問題がなければ多くの方に接種していただくのが良いと思いますが、特に下記の方は接種した方がよいと考えています。
  〇50歳以上(助成を受けられるのは65歳以上)の方
  〇過去に帯状疱疹を発症したことがある方。すでに体内に水痘帯状疱疹ウイルスが潜伏していることが証明されているわけですからまた発症する可能性があります。

これらの情報がワクチンを接種するかどうか、また接種する場合に接種ワクチンを決める参考になれば幸いです。


 


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