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お知らせ 2015年4月アーカイブ

【2015年ゴールデンウィークの診療体制】

2015年のゴールデンウィーク前後の休診日は、
 4月29日(水)5月2日(土) ~ 6日(水)  です。
今年は5月2日(土) を休診とさせていただきますのでご注意ください。
 
4月30日(木)5月1日(金)5月7日(木)以降 通常通りの診療時間となります。

*GW休日当番は当該地域の救急センター (甲府市及び中巨摩東部地区は甲府医師会救急医療センター:055-226-3399) か消防署へ
  お問い合わせください。

平成27年度 (2015年度) 成人肺炎球菌ワクチンの定期接種について

既にご存知の方も多いと思いますが、2014年10月から 成人肺炎球菌ワクチンの定期接種 が開始されています。
今までも同じワクチンの接種は行っていましたが、国が定める 「予防接種法」 という法律に基づき接種を受けられることになりました。

 定期接種対象者 の条件が2つあります。

1つ目は 年齢 です。
平成27年度成人肺炎球菌ワクチンの定期接種対象者は、
平成27年 (2015年) 4月2日~平成28年 (2016年) 4月1日の期間に
65歳,70歳,75歳,80歳,85歳,90歳,95歳,100歳・・・になる方 です。
分かりにくいので生年月日で確認できるようにすると

65歳になる方 : 昭和25年 (1950年) 4月2日生~昭和26年 (1951年) 4月1日生 の方
70歳になる方 : 昭和20年 (1945年) 4月2日生~昭和21年 (1946年) 4月1日生 の方
75歳になる方 : 昭和15年 (1940年) 4月2日生~昭和16年 (1941年) 4月1日生 の方
80歳になる方 : 昭和10年 (1935年) 4月2日生~昭和11年 (1936年) 4月1日生 の方
85歳になる方 : 昭和 5年 (1930年) 4月2日生 ~昭和 6年 (1931年) 4月1日生 の方
90歳になる方 : 大正14年 (1925年) 4月2日生~大正15年 (1926年) 4月1日生 の方
95歳になる方 : 大正 9年 (1920年) 4月2日生 ~大正10年 (1921年) 4月1日生 の方
100歳になる方:大正 4年 (1915年) 4月2日生 ~大正 5年 (1916年) 4月1日生 の方

となります。
60歳以上65歳未満の方の中でも、
心臓、腎臓もしくは呼吸器の機能又はヒト免疫不全ウイルスによる免疫の機能に障害を有する方
は対象となります。

2つ目は 今までにこのワクチンを接種したことがない方 です。

当クリニックの所在している甲斐市では対象となる方にお知らせやワクチン接種時に必要となる問診票が輸送されていますが、
近隣でもお知らせは郵送していない市町村もあるので、ご確認いただければと思います。(甲斐市,甲府市,昭和町,南アルプス市,北杜市,韮崎市)

上記の接種対象となる方は、
平成27年 (2015年) 4月1日 ~ 平成28年 (2016年) 3月31日 の期間に
公費助成 (お住まいの市町村によって助成金額は異なります) を受けて接種が受けられます。
また、定期接種となる前にはお住まいの市町村に所在する医療機関でしか公費助成を受けられませんでしたが、
現在はお住まいのない市町村の医療機関 (例えば隣町のかかりつけ医など) でも公費助成を使用してワクチン接種が受けられます。



肺炎、成人肺炎球菌ワクチンについて

肺炎球菌ワクチンは、2014年10月より成人肺炎球菌ワクチンの定期接種が始まり、今まで以上に皆さんに認知されています。
肺炎球菌ワクチンは打った方が良いのか?迷われている方もいらっしゃると思いますので、
「肺炎」「肺炎球菌」、「肺炎球菌ワクチン」 について少しだけ書かせていただきます。

実は 「肺炎」 と名のつく病気 (疾患) はたくさんあります。
聞き慣れない病気が多いので、「〇〇〇肺炎」 と言われると、どれも所謂 「肺炎」 と思ってしまいます。
例えば 『間質性「肺炎」』 や 『器質化「肺炎」』、『過敏性「肺 (臓) 炎」』 や 『好酸球性「肺炎」』 等 が思いつきます。
どれも 【肺】 に炎症を起こした病気ではありますが、原因や炎症部位 (肺の中の微細構造の部位) が異なっており、
治療方法も異なります。
この中でもただ単に 「肺炎」 といった場合は、通常 【細菌性又はウィルス性】 【肺胞性】 「肺炎」 のことを指します。
【細菌性又はウィルス性】 は原因を、【肺胞性】 は炎症部位を表しています。

炎症部位は大雑把に 【肺胞性】 と 【間質性】 に分けられます。
肺に炎症を起こす原因は様々ありますが、大きくは 【感染性】 と 【非感染性】 に分けられます。
感染する病原微生物はほとんどが 『細菌』、『ウィルス』、『真菌 (いわゆるカビ)』 に分類されます。 
肺炎球菌はこの中でも 『細菌』 に属しています。
今回は肺炎球菌ワクチンの話題なので、細菌性肺炎 について書かせていただきます。

肺炎 日本人の死因の第3位 (2013年厚生労働省人口動態統計(確定数)より) となっており、
抗生物質が発達した現在でも決して侮れない病気の一つです。
肺炎の中でも通常の生活をしていて (つまり入院や入所した状態ではなく) 罹患するものを 「市中肺炎」 と言います。
この市中肺炎の中で、原因菌として最も多いのが 肺炎球菌 (Streptococcus pneumoniae) です。
肺炎球菌 が原因の肺炎は高齢者、非高齢者いずれでも頻度が高く、特に高齢者で重症化することもあるため
予防方法の一つとして 肺炎球菌ワクチン が重要となっています。

定期接種で使用する 肺炎球菌ワクチン は、23価肺炎球菌莢膜ポリサッカライドワクチン です。
このワクチンを接種することで、肺炎球菌に対する免疫機能 (抗体) が5年以上持続すると言われています。
副反応としては、接種部位の赤み、腫れ、痛み、熱等や発熱、倦怠感 (だるさ) が出現することがあります。
ほとんどの場合、3~4日以内に治まりますが改善しない場合は接種した医療機関に相談しましょう。
効果が5年程度なので、5年以上経過すれば再接種を受けることができますが、公費助成はありません。
5年以内に再接種を受けた場合は副反応は強く出る場合がありますので、お勧めしません。

肺炎球菌ワクチン はあくまでも 肺炎球菌による肺炎等の感染症を予防し、重症化を防ぐワクチンです。
全ての肺炎を予防するワクチンではありませんので、
接種後もうがい手洗いや時期によってはマスク着用等での肺炎予防が大事なのは変わりません。



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